2022/10-12で読んだもの

全然読めなかった!毎週毎週なにかしらの予定が入っていた。ドインドアなのでとても珍しい。結婚式(呼んだやつ、呼ばれたやつ両方)きっかけで会おう!って話になる人が多くて、ありがたい限りでした。

なので今回はさらっとです。

アイドルについて葛藤しながら考えてみた/香月孝史・上岡磨奈

なにかを推すことは加害性を孕むよなーと薄ぼんやり思っていた。今年は私にしては生身の人間を推す機会が多かったのでなおさら。いい時に出会えた一冊でした。同じ悩み持ってる人におすすめ。特に印象的なのは最初の章と最後の章。おもしろいよ。

それにしても最初の章で引用されている元乃木坂のいくちゃんの発言、言語化能力に驚かされる。人に対する誠実さってこういうところで出るよな。

誰が国語力を殺すのか/石井光太

刊行当初めちゃめちゃ炎上してた記憶ですが、私は納得感あった。ルポだし。

共働きが(それ自体を批判する意図はなく)子どもの言語化能力に影響する話もあり、我が身を振り返っても専業主婦の母がしっかり相手をしてくれたことが力になった自覚もあるので、むずかしッ…となりました(国語力)

大阪/柴崎友香・岸政彦

今年は大阪に縁のある年だったなあ、と思います。私は大阪が好きで、1ヶ月に一回くらい行けたら理想だと思っていて、それが今年一時期叶って、ますます好きになりました。大阪すごい。

しかしどれだけ好きでも、個々の友人にはなれるが大阪人にはなれないのだなあと思ってもいて、私が大阪人とくくるからなんでしょうが、それ故にサービスをしてくれている感もある。それでも好きで、文章なら少しでも近づけるかなと思ってこういうの読んでしまいます。

マイスモールランド/川和田恵真
映画見損ねていたのでとりあえず本でと思ったら、しばらく頭から離れなくて困りました。今年1番良かった本。

ウィシュマさんの件でようやく明るみに出てきた感のある入管の問題ですが、そもそも認可のプロセスが不透明すぎる。こんなに無力感のある状況はないと思うのに、その人たちの生活がしっかり描かれているのもよい。川和田さんの取材力が高い。

ラストシーン、最後のお父さんと主人公の会話は必見です。映画も見ます。

漫画

前科者/香川まさひと・月島冬ニ

3巻まで無料キャンペーンに乗っかって読んだ。出所した後の社会復帰が大事って言うけど、どのように?と思っていましたが、こんな役割の方がいらっしゃるのですね。キャラクター設定は創作らしいところもありつつ、手弁当で支援する方々の存在には尊敬しかない。今後が気になる漫画でした。

◾️合計の読書数

12冊